赤ちゃんの肌荒れ
一般的に赤ちゃんはスベスベの肌というイメージがあり、肌荒れとは無縁な感じがします。逆に大人で肌荒れに悩む人は多くいます。肌荒れと言えば吹出物や乾燥が基本的な症状で大人の肌荒れと言えます。しかし肌荒れは大人だけではなく、小さな赤ちゃんにも発生している問題です。
赤ちゃんの肌荒れの大多数は乳児湿疹でしょう。赤ちゃんに出来る湿疹を総称して乳児湿疹と呼びます。症状は赤ちゃんの顔や体に出来る湿疹で、カサカサする、ベタベタするなど、殆どの湿疹を乳児湿疹といいます。唯一、脂分の分泌が多い場合の湿疹は、「脂漏性湿疹」と区別して呼びます。
赤ちゃんの湿疹はアトピー性皮膚炎の可能性もあるので、判断が難しいというのが一般的な見解でしょう。様子を観察し医者の判断を仰ぐ場合もあります。洗顔を丁寧にして清潔を心がけても湿疹などが解消されない場合が、このケースに当ります。医者の指示に従い、軟膏等で肌荒れ解消を目指します。
赤ちゃんの肌荒れ対策は、清潔と保湿の2点に注意します。赤ちゃんの肌は中性に近い状態で、肌トラブルを起こしやすい状態と知っておきましょう。小さな赤ちゃんの体には大人と同じ数の汗腺があるのです。比率から言うと大人の6〜7倍もの汗腺がある計算になります。だから赤ちゃんは大人の約2〜3倍も汗っかきです。更に赤ちゃんは抱っこされたり、オムツしていたりと、汗をかきやすく発散しにくい状況になり易いです、細かな対応をしてあげましょう。汗をかいたら拭く、通気性の優れたオムツを使う、といった配慮に注意を払います。
肌荒れにはセラミドが重要
肌荒れ(生活を改善することが何よりも大切でしょう)を治す、肌の健康維持に効果があると言われているのが、セラミドと言う成分です。このセラミドは肌の水分を守る役割がある成分であり、皮膚(実は常在菌がいるそうです。そう考えるとちょっと怖いかもしれません)の表面の角質層を保護し、肌の潤いを逃がさず保つ役割があると思います。
もし、肌からセラミドが失われてしまうと、肌の水分(動物は水分をこまめに補給しないと、脱水症状になってしまうといわれていますね)全体の約80%が失われてしまうといわれ、肌の潤いをそのままにする上でセラミドというのは非常に大事なものなのです。それでは、なぜセラミドは保湿力が高いのかというと、セラミド(近年、流行している角質を削るような洗顔を行うと、失われやすくなるでしょう)は水と結合するとラメラ構造というものになります。このラメラ構造こそ、肌の保湿の核となるものであり、水分を挟み込み角質(硬タンパク質の一種です)層の水分を閉じ込めてくれるでしょう。
ちなみに、仮に空気(流れが生じると風と呼ねれますね)中の水分(動物は水分をこまめに補給しないと、脱水症状になってしまうといわれていますね)が0%になったとしても、蒸発することなく水分(水分が含まれていないほど、保存性が高くなるでしょう)を閉じ込めたままの状態にしてくれます。また、セラミドは加齢や(全くないというのも逆に健康にはよくないそうです)などによってますます減少していくもので、セラミド(加齢と共に失われていくため、肌の保湿量が減っていってしまいます)が失われすぎると肌トラブル(二十歳を過ぎると、これまでとは違う悩みが生じてくるものです)を起こしたり、シワの原因(これを追求しないと、何度でも同じトラブルが起こってしまうでしょう)にもなるでしょう。例えば、赤ちゃん(赤子や赤ん坊なんて呼び方もしますね。
生まれたねかりの子供のことをいいます)の肌がもちもちしていてみずみずしいのは、このセラミド(美肌に関する効果以外にも、色々な効果があると考えられていますが、まだ多くの謎に包まれている物質です)が豊富にあるからなのです。それに、セラミド(スフィンゴ脂質の一種で、皮膚の角質層の主要構成物質でもあります)には紫外線から肌を守る働きや、外からのほこりやダニ、細菌などの侵入を防止するバリアの働きもあるのです。
ですので、セラミドが不足していると、水分量の低下に加え、シミやそばかすが出来てしまったり、肌がくすんでしまったりします。さらに、外からの刺激や抗原を肌に受けやすくなってしまい、それらが侵入してしまったりすると湿疹(アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎などの疾患が原因となる他、食べ物のアレルギーやダニなどが原因で起こることもあります)やかゆみといった肌トラブルを引き起こしてしまいます。ダイエットエクササイズを実践する
妊娠時はなぜ肌荒れしやすくなる?
肌荒れを起こしやすい時期として、よく言われるのが妊娠してしまっているときです。特に、妊娠初期に起こりがちなとされており、女性ホルモン(分泌が減少すると、様々な不具合が生じることが多いでしょう)の変化によっても皮脂(分泌量が少ないと、乾燥肌になってしまうでしょう)の分泌が活発になったり、妊娠に対して精神的に不安(これを感じているとなかなか幸せにはなれないものです)になったりすることが関係しているでしょう。
ホルモンバランスの変化で皮脂の分泌が活発になると、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまったり、シミなども出来やすくなってしまうようです。このような肌トラブルが起きてしまう前に、また、少しでも肌荒れ(あまりにもひどい時には、皮膚科での治療が必要でしょう)を緩和させるためにも、妊娠中はいつも以上に肌への対策が必要になります。まずは、しっかりとバランスの取れた食事を心がけて下さい。妊娠時は食べ物(何をいつ、どうやって食べるかが大切ですね。
お腹に入れね同じというわけにはいかないでしょう)の好き嫌いが変化しやすく偏りのある食事になりがちなので、肌トラブルの緩和のほかに、赤ちゃんの栄養面への配慮も含めて、食生活の乱れや食べ過ぎに十分に注意しなけれねなりませんね。それに、水分もしっかりとっましょう。それから、睡眠時間を十分にとり、規則正しく寝ることも必要になります。できれば、22時〜2時の肌のゴールデンタイムに熟睡してしまっているというのが理想(現実とはかけ離れていることも多いかもしれません)です。このとき間帯に熟睡していれば、肌の生まれかわりが最も活発に行われるでしょう。
さらに、肌を乾燥させないためにも、部屋の湿度を60%程度に保ちます。特に冬の季節は乾燥しやすいので、加湿器などを利用し出来る限り湿度を保ってください。また、使用する化粧品や洗顔料にも注意(怠ると取り返しのつかないような事態を招いてしまうこともありますね)し、洗顔料は洗浄力が高いものは利用するのを控え、化粧品も低刺激なものを使用して、肌荒れを起こさないように注意しましょう。